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闇金の特徴【手口や見分け方から対処法まで闇金の全てを徹底解説】

闇金の特徴【手口や見分け方から対処法まで闇金の全てを徹底解説】

「闇金って具体的にどんな人なの?」
「相手が闇金かどうか見分ける方法はあるの?」

名前こそ有名な「闇金」ですが、その特徴や実態を把握している人はそんなに多くないのが現状です。

連日のように闇金被害でお困りの人が絶えないのも、このためです。

この記事では、そんな闇金の基本的な特徴や危険性から、手口や解決方法までわかりやすく詳しく解説します。

闇金の手口や実態などの特徴を把握して、被害に備えましょう。

1. 闇金とは?

違法賃金業者のこと

闇金をわかりやすく言うと「法律を破って営業している賃金業者」のことを指します。

基本的に闇金は「即日融資」「審査がない」「ブラックでも利用できる」といった宣伝文句で利用者を集めます。
こういった宣伝文句に騙されて、闇金からお金を搾取される被害者は後を絶ちません。

闇金は具体的に以下のような違法行為を行っています。

ポイント

  • 国からの営業許可を貰わずに賃金業を営む
    →5年以下の懲役、1000万円以下の罰金
  • 法定金利を遥かに上回る利息設定
    →5年以下の懲役、1000万円以下の罰金
  • 正当な理由のない夜間・早朝の取り立て
    →2年以下の懲役、300万円以下の罰金
  • 実家や勤務先など利用者の住宅以外への取り立て
    →2年以下の懲役、300万円以下の罰金

ですが彼らはこういった罰則を気にも止めません。
というのも最近の闇金は、警察から捕まりにくくなっているのです。

最近の闇金は逮捕されにくい

従来の闇金は事務所を構えて固定電話を設置して営業していたため、警察の捜査はそんなに難しくありませんでした。

ですが最近の闇金は事務所も固定電話も必要なくインターネット上で活動し、連絡にはSNSを使用します
そのため警察は闇金の検挙が難しくなり、手を焼いているのが現状なのです。

これをいいことに、闇金は堂々と法を犯しながら営業を続けているのです。

2. 闇金の手口

では闇金はどのような手口でターゲットからお金を搾取するのでしょうか?
今回は意外と知らない、手口ごとの闇金の種類をご紹介します。

手口① 押し貸し・カラ貸し

闇金が、勝手にターゲットの銀行口座にお金を振り込んで契約したことにして、後から多額の返済を要求する手口を押し貸しといいます。
また、なんの契約もしてないのに勝手に貸付したことにして、電話で返済を請求してくる手口をカラ貸しといいます。

これらの手口は闇金に銀行口座や電話番号といった個人情報を握られている人が標的となります。

「過去に闇金を利用したことがある」
「利用してはいないけど契約書に記入してしまった」
そういった方は、個人情報を握られている可能性が高いです。
今すぐ電話番号の変更銀行口座の解約することをオススメします。

手口② 口座買取

口座買取・口座譲渡は闇金が最も頻繁に行う手口のひとつです。

「お金に困っている方、口座を渡していただければ現金をご用意します
そんな決まり文句で闇金は口座買取を勧めてきます。

他にも闇金を利用していて返済が困難になったときに、完済の手段として口座買取提案されることもあります。

「この口座はもう使ってないし売っちゃおうかな?」

そんな考えを持ってはいけません。

口座買取は立派な犯罪行為なのです。
もし闇金があなたから貰った口座で詐欺などの犯罪を行えば、それはあなたが犯罪を犯したものとみなされます

騙されて口座買取に応じた、ということを証明できなければあなたは犯罪者になるわけです。

それだけではありません。
あなたの名義は警視庁の口座凍結名義リストに入ってしまい、あらゆる銀行口座が凍結されます
もちろん新規口座の開設もできなくなります

業者から口座買取を提案されても絶対に応じないようにしましょう。

手口③ ファクタリング・給料ファクタリング

ファクタリングとは売掛債権の前借りサービスです。
同様に給料の前借りサービスを給料ファクタリングといいます。

ファクタリングは闇金とは別物として捉えられがちですが、そんなことはありません。
どちらもよく用いられる手口として有名です。

具体的にはファクタリング業者を利用する際に生じる貸付金利が法定金利を上回っているのです。

出資法では金銭を貸し付ける際の利息設定について次のように定めています。

・借入金額が10万円未満・・・年利20%
・借入金額が10万円以上100万円未満・・・年利18%
・借入金額が100万円以上・・・年利15%

ファクタリング業者のほとんどはこれらの上限利息を上回っています。
つまり、ファクタリング業者の多くは違法業者=闇金なのです。

手口④ 個人間融資

個人間融資は比較的新しい賃金業者で、インターネットの掲示板やSNSを中心に活動しています。

彼らは闇金と同様即日融資」「審査なし」「ブラックでも大丈夫といった文言を売りとしています。

SNSでハッシュタグ「#」で上記の文言を検索すれば数え切れないほどの個人間融資業者が見つかるはずです。

ですが彼らは賃金業者としての登録を行っていません
また上限金利にも違反しています

インターネット上に無数に存在する個人間融資業者のほとんどが闇金なのです。

手口⑤ ひととき融資

個人間融資の中でも性行為を条件に貸付をおこなう手口ひととき融資といいます。

行為中に写真や動画を撮られて脅しのネタにされることもあり非常に危険な融資方法です。
ただ、ひととき融資では互いの合意を元に行為が行われているため、強制性交等罪や強制わいせつ罪で立件することは難しいです。

ただ、ひととき融資は個人間融資と同様に賃金業登録を行っていないことがほとんどです。
つまりひととき融資は違法行為、相手は闇金となります。

手口⑥ ソフト闇金

ソフト闇金とは名前の通り、通常よりもすこし優しい闇金です。
具体的には取り立てがそんなに激しくなかったり利息が安いことなどが挙げられます。

ただ、いくら「ソフト」とはいえ相手は闇金です。
彼らの利息設定はやや安いものの、法定金利を超えています

それだけではありません。

延滞が続いたり、連絡を無視し続けると、本物の闇金同様の激しい取り立てや嫌がらせが始まります。

手口⑥ クレジットカード現金化

クレジットカードのショッピング枠を専門の業者に現金化してもらう手口をいいます。

一見すると便利なサービスに思えますがそんな事はありません。

クレジットカード現金化は新しい借金を作っているだけで損なのです。

現在クレジットカード現金化を罰する法律は存在しませんが、これをおこなう業者のほとんどが闇金です。

クレジットカード現金化を提案されても応じないようにしましょう。

3. 闇金の取り立て

闇金に返済が追いつかなくなると取り立てが始まります。

具体的にはどういった手口で取り立てが行われるのでしょうか?

① しつこい電話

まず返済が遅れると、闇金はあなたに電話をかけてきます

もし電話に出ないと、何十回も何百回も掛けてきます

そして応答した途端、激しい怒鳴り声で返済を請求してきます
個人情報をネタに脅迫されることもあります。

② 家に押しかけて来る

それでも返済ができない場合、闇金はあなたの家にやってきます

玄関に座り込んだり近所迷惑になるような怒鳴り声であなたを呼びます。

暴行を加えることもあるため非常に危険です。

場合によってはドアに落書きや張り紙をされることもあります。
そう、マンガやドラマで見るような取り立てが行われるのです。

③ 債務者以外から取り立てる

それでもあなたが返済に応じない、無視した場合、闇金はあなた以外の誰かから取り立てを始めます
これは違法賃金業者が頻繁に用いる手口です。

最初はあなたの実家や親戚の家に行き取り立てを行います。

それでも回収ができないと、今度はあなたの友人や勤務先から取り立てるのです。

周囲の人に迷惑を掛けるとなれば、人間関係や信用問題に関わります。
会社に迷惑だからという理由でクビにされる可能性も十分にあります。

闇金は手段を選ばない

こうした取り立て行為はすべて違法です。
ですが闇金からすればそんなことは一切関係ありません。

彼らは借金を回収するためなら手段を選びません。

債務者だけでなく家族や友人、勤務先から取り立てることは何も珍しいことではないのです。

4. 闇金の見分け方

金融庁の登録賃金業者検索サービスを使う

先程も説明したように、賃金業者は行政の許可を貰わなければなりません。

その許可を得ている正規の賃金業者を検索できる、金融庁のサービスがあるのです。

実際に利用している業者の名前を検索してみれば、登録の有無が確認できます。
登録されていなければ、その業者は闇金と言えます。

宣伝文句をチェック

冒頭でもご説明したように、闇金は謳い文句に特徴があります。

・即日融資
・審査なし
・ブラックでもOK!

正規の賃金業者はこういった宣伝文句を使いません。
このような宣伝文句を見かけたら闇金と捉えて問題ないでしょう。

利息を確認する

下の項目は賃金業法によって定められている上限金利です。

借入金額が10万円未満・・・年利20%
・借入金額が10万円以上100万円未満・・・年利18%
・借入金額が100万円以上・・・年利15%

一般的に闇金の利息はトイチ(10日で1割)トゴ(10日で3割)と呼ばれるものが多いです。
ですがこれらの利率は全て法定金利を数十倍超えています。

利用している賃金業者の利息を確認して、闇金かどうか見分けましょう。

契約書から業者の住所や電話番号を確認する

契約書には相手業者の住所や電話番号、賃金業者番号が掲載されているはずです。

ですが相手が闇金の場合、そういった情報は記載されていません。

相手に契約書を見してもらうよう要求してみましょう。

・見せてくれない
・破棄された
・無視された
・相手の情報が書かれていない
・住所や電話番号がデタラメ
こういった場合は相手が闇金と言えます。

名前が大手の業者と似ている

利用者に安心してもらうために、大手の有名な賃金業者とそっくりな名前を名乗っていることがあります。

ですがこうした名前は、有名業者になりすましているだけで何の関わりもないことがほとんどです。

時には、見分けがつかないほどそっくりな名前も存在しますので注意して見極めましょう

5. 闇金に狙われやすいのは誰?

闇金がターゲットとする人には共通点があります。
どういった人が標的にされやすいのでしょうか?

過去に闇金を利用したことがある人

今までに闇金を利用したことがある人は要注意です。

前回の契約で電話番号や住所、銀行口座や勤務先の情報などあらゆる個人情報が知られていることになります。

業者はメールやチラシ、自宅訪問など様々な方法で接近してくるでしょう。

また闇金業界では、闇金同士で利用者の個人情報を売買しています。
そのため、一度利用してしまえば、業界内中に個人情報が知れ渡っていると考えていいでしょう。

多重債務者

現在様々な賃金業者から借金をしている多重債務者も注意が必要です。

正規の消費者金融などから借り入れできないブラック状態の人がほとんどです。
そういった本当にお金に困っている人は、多少利息が高くても利用してしまうことを闇金は知っています

徹底的に宣伝してくるでしょう。

主婦

意外と闇金ユーザーに多いのが主婦です。

主婦は収入が少ない上に空き時間が多いため、ギャンブルや美容品にお金をつぎ込んでしまう傾向があります。

また日用品や養育費などを用意するためにも、お金を必要としている主婦は数多くいます。

闇金は主婦のそうした弱みにつけこんで、利用を促すのです。

個人事業主

全国には経営が上手くいかず資金繰りに苦しんでいる個人事業主がたくさんいます。

闇金は、そんな困った個人事業主に融資の話を持ちかけます。

個人事業となれば他の利用者と比べて融資の規模も大きいので闇金にとっては美味しい話なのです。

ただ規模が大きい分、利息もかなり高額になります。

個人事業主をターゲットとした闇金被害も少なくありません。

債務整理経験者

自己破産や任意整理、個人再生といった債務整理を行うと、あなたの住所や名前国が出している官報という公告文書に掲載されます

多くの人は官報を見ることなどほとんどありませんが、闇金は官報を日常的にチェックしています

官報に載っているのは、債務整理したばかりのお金に困っている人ばかりです。

そうした人は賃金業者を利用する確率が非常に高いのです。

闇金は官報に掲載されている個人情報を元に、債務整理経験者に片っ端からアプローチしていくのです。

6. 闇金と縁を切るには

闇金と縁を切るにはどうしたらいいのでしょうか?

警察に相談する

まず第一に警察に相談しようと思われる方も多いでしょう。

ですが警察は必ずしも闇金問題の相談に乗ってくれるわけではありません。

警察には「民事不介入の原則」という規則があり、借金問題を始めとした民事事件には介入できません
これは警察が民事事件に介入しすぎて、刑事事件への対処が手薄になるのを防ぐためです。

警察は民事事件には介入できませんが、刑事事件には介入できます。
闇金に暴行を加えられた、脅迫されたといった証拠がある場合は刑事事件の相談として警察を頼ることができます

ただ警察に相談しても一時的な被害の鎮静は望めますが根本的な解決は望めないということを覚えておきましょう。

市民相談センターに相談する

よく地方自治体などが運営している市民相談センターを見かけることがります。

こうしたサービスを利用するのもひとつの手段です。

ですが市民相談センターの担当者は法律にそれほど詳しくありません
相談したとしてもオススメの弁護士や司法書士を紹介してくれたり、最近の借金事情を教えてくれるだけです。

こうした情報はインターネットに山のように溢れています。
わざわざ足を運んで相談しに行っても、大した成果は得られないでしょう。

地方自治体ではなく、国(法務省)が運営している似たサービス法テラスが挙げられます。
法テラスに関しても同じことが言えるでしょう。

法律の専門家に相談しよう

法律の専門家の力を借りれば、闇金問題は必ず解決することができます

法律の専門家とは具体的には弁護士や司法書士が挙げられます。

法律の専門家なら業者の法的な違法性を正しく指摘することができます。
これは闇金からすれば経営存続の危機です。

弁護士や司法書士が介入すれば、闇金は危険を感じてすぐに手を引きます

借金がなくなるだけでなく、取り立てや嫌がらせがストップします。
場合によっては今まで払ってきたお金が返ってくることもあります。

7. 闇金を利用せずにお金を用意する方法

今までのキャッシングから過払い請求する

2010年より前の時期にクレジットカードでキャッシングを利用したことがある人は過払い金請求できる可能性があります。

これはリボ払い・一括払い・分割払どの返済方法でも該当します。

過払い金がいくらあるかは、利用していたカード会社によって異なります。
まずは専用サイトや専門家に聞くなどして、過払い金請求の準備をしましょう。

また最後のキャッシング・返済手続きから10年が経過してしまうと、時効が成立して過払い金請求ができなくなってしまいます。
取引履歴を確認し、なるべく早めに動きましょう。

消費者金融をひとつだけ利用する

大手の正規の消費者金融なら、比較的ゆるい条件でお金を借りることができます。

ただ、法定金利ギリギリの高金利で借金をするので計画的に利用しましょう。

間違っても借金返済のために他の業者を利用してはいけません。

利用する消費者金融はひとつにとどめておきましょう。

生活福祉資金貸付制度

生活福祉資金貸付制度とは収入が少ない世帯、障害者、療養や介護が必要な高齢者がいる世帯に対して、都道府県協議会が資金の貸付、相談支援をおこなう制度のことをいいます。
お金を貸してくれるだけでなく、生活を立て直すための支援相談も利用できます。

収入が少ない世帯=住民税が非課税となっている程度の経済状況
と定められています。
住民税の非課税条件は地域によって異なりますが、大まかな目安として単身世帯なら年収100万円前後扶養者が1人の場合は年収150万円前後と捉えて良いでしょう。

資金の貸付は用途によって異なり、10万円から数百万円まで可能です。
利息は連帯保証人がいる場合は「0%」、いない場合は「1.5%」非常に低利率となっています。

正体が分からない賃金業者とは違って、都道府県社会福祉協議会が実施しているので安全です。

申込の相談は近くの市区町村社協または民生委員で聞くことができます。

家族や友人から借りる

ある程度信頼関係がある相手なら無利息でお金を貸してくれるでしょう。

ただ、むやみに借りすぎると印象が悪くなって人間関係に傷がつくこともありますので注意しましょう。

債務整理して借金を減らす

債務整理とは借金を減らしたり、支払いに猶予をつけることで借金生活から解放するための制度です。

具体的には自己破産や任意整理、個人再生などが挙げられます。

いずれにしても借金生活から解放されるというメリットはありますが、資産の没収や一定期間のブラックリスト入りといったデメリットもあります。

債務整理をする際は、弁護士や司法書士とよく相談して決めましょう。

まとめ:闇金で困ったら法律の専門家に相談しよう!

ポイント

  • 闇金とは違法賃金業者のこと
  • 闇金の手口や取り立ては危険
  • 縁を切りたいときは法律の専門家に相談しよう
  • 闇金を利用しなくてもお金を用意する方法はある!

今回は闇金の意味から手口や対処法を紹介しました。
みなさんもお分かりのように闇金と一度関わったらなかなか縁を切ることができません。

被害が小さいうちに対処して、スムーズな解決を目指しましょう。

闇金のことでお困りの方は、解決実績が豊富な弁護士・司法書士にぜひ一度ご相談ください。

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